植物性油脂一覧表(15)

日本語油脂名


Papaya seed oil

 果実 / 花

学名 : Carica papaya L.(パパイア科)
INCI : CARICA PAPAYA SEED OIL
CAS# : 84012-30-6

種子
熱帯地域
化粧品
保湿剤、スキンコンディショニング

オレイン酸が非常に高く酸化安定している。組成がオリーブ油に似ている。

Passion fruit oil, Maracuja oil

 花 / 果実・種子

学名 : Passiflora edulis Sims, 1818/Passiflora incarnata L.(トケイソウ科)
INCI : PASSIFLORA EDULIS SEED OIL
CAS# : 91770-48-8 / 97676-26-1
INCI : PASSIFLORA INCARNATA SEED OIL
CAS# : 97676-26-1

種子
ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン北部
化粧品、マッサージオイル、石鹸
エモリエント

リノール酸の含有量が多く、ビタミンA、Cも豊富に含まれていて乾燥肌によい。抗酸化力がある。

Patauá oil, Seje oil, Ungurahui oil

 果実

学名 : Oenocarpus bataua Mart. 1823(ヤシ科)
INCI : OENOCARPUS BATAUA FRUIT OIL
INCI : OENOCARPUS BATAUA SEED OIL

果実、種子
ブラジル
クリーム、スカルプケア(頭皮ケア)製品
エモリエント、モイスチャライジング

アマゾンの先住民族が代々伝えてきたオイル。実験室研究で、メラニン生合成の阻害剤として作用することが見出され、肝斑やシミの治療に有効なことが発見された。また、毛包を強化し脱毛を防ぐなどヘアケア市場で最近有名になっている。

Peach Kernel oil

 果実 / 花

学名 : Prunus persica (L.) Stokes(バラ科)
INCI : PRUNUS PERSICA KERNEL OIL
CAS# : 8002-78-6 / 8023-98-1 / 84012-34-0

種子
中国、アメリカ他
化粧品、マッサージオイル、石鹸
エモリエント、スキンコンディショニング

シトステロールや各トコフェロール(ビタミンE)が豊富で、刺激が少なく各肌質に適している。化学組成がアプリコット油に似ている。

Peanut oil

 果実 / 花

学名 : Arachis hypogaea L.(マメ科)
INCI : ARACHIS HYPOGAEA OIL
CAS# : 8002-03-7

種子
南米原産、熱帯、亜熱帯
調理用、サラダオイル、マッサージオイル、化粧品、石鹸
スキンコンディショニング

オレイン酸が豊富で血中コレステロールを下げる働きがある。
イギリスでは新生児の入浴後に皮膚にオイルを塗る習慣がある。その時、ピーナッツオイル配合のスキンケア製品を使用すると乳児期のピーナッツアレルギーの発症が約8倍増加すると報告されている。

Pecan oil

 果実 / 雄花

学名 : Carya illinoinensis (Wangenh.) K.Koch(クルミ科)
INCI : CARYA ILLINOENSIS SEED OIL
CAS# : 129893-27-2

ナッツ
北米
調理用、マッサージオイル、化粧品
スキンコンディショニング

ステロール、トコフェロールが含まれている。発煙点(約240℃)が高いので、揚げ物などに適している。

Pequi oil

 果実 / 花

学名 : Caryocar brasiliense Cambess.(バターナット科)
INCI : CARYOCAR BRASILIENSE FRUIT OIL

果実
ブラジル
食用、ヘアケア、シャンプー、マッサージオイル
スキンコンディショニング

抗菌スクリーニングに於いて、緑膿菌に対する抗菌活性があり、ペクイオイルの静菌作用や防腐剤としての使用の可能性を示唆している。

Perilla seed oil

 花 / 種子

学名 : Perilla frutescens (L.) Britton(シソ科)
INCI : PERILLA OCYMOIDES SEED OIL

種子
東南アジア原産
食用、ポマード、石鹸、リノリウム、防水紙
エモリエント、スキンコンディショニング

α-リノレン酸が44-64%と、植物油中とても多い。不飽和脂肪酸を多く含むので酸敗が早い。
アジアでは主に食用として使用するのに対し、欧州地域では、主に工業用用途に使われる。