植物性油脂一覧表(6)

日本語油脂名


Canola oil

 花 / 莢

学名 : Brassica napus L.(アブラナ科)
INCI : CANOLA OIL
CAS# : 120962-03-0

種子
カナダ
食用、化粧品
エモリエント、スキンコンディショニング

エルカ酸を除くためにカナダが開発した品種の菜種油。キャノーラの語源は「Canadian Oil Low Acid」
キャノーラオイルは、エルカ酸は2%未満、グルコシノラート30マイクロモル未満でなければならない。
ω-3とω-6の脂肪酸比率が1:2の食用油として理想的なオイル。

Carob pod oil, Algaroba oil

 莢 / 雄花

学名 : Ceratonia siliqua L.(マメ科)
INCI : RIBES NIGRUM SEED OIL
CAS# : 68606-81-5 / 97676-19-2

種子
地中海地域、中東
医薬品

必須脂肪酸が例外的に高い。

Carrot seed oil

 果実 / 花

学名 : Daucus carota subsp. Sativus (Hoffm.) Schubl. & G. Martens(セリ科)
INCI : DAUCUS CAROTA SATIVA SEED OIL
CAS# : 8015-88-1 / 84929-61-3

種子
ヨーロッパ、南西アジア
化粧品
エモリエント、マスキング、スキンコンディショニング

高いβシトステロールとビタミンAがあり、高活性・抗酸化特性を有する。エッセンシャルオイルとは異なる特徴を持つ。

Cashew oil

 果実 / 花

学名 : Anacardium occidentale L.(ウルシ科)
INCI : ANACARDIUM OCCIDENTALE SEED OIL
CAS# : 8007-24-7

種子殻
タンザニア、インド他
塗料、歯磨き
根のエキス ・・スキンコンディショニング
スキンコンディショニング

漆の主成分であるウルシオールに似たカルドール(cardol)という成分が含まれる。

Castor oil

 花 / 種子

学名 : Ricinus communis L.f.(トウダイグサ科)
INCI : RICINUS COMMUNIS SEED OIL
CAS# : 8001-79-4

種子
東アフリカ、インド、中国、ブラジル
工業用、医薬用、化粧品、石鹸
マスキング、香料、スキンコンディショニング

リシノール酸を多量に含む。オイルの粘度、比重が大きい。下剤として用いられることでも知られている。

Chaulmoogra oil, Hydnocarpus wightiana seed oil

 果実 / 花

学名 : Hydnocarpus kurzii (King) Warb.(アカリア科)
INCI : TARAKTOGENOS KURZII SEED OIL
CAS# : 8001-74-9

種子
インド、スリランカ、ビルマ、バングラディシュ、ナイジェリア、ウガンダ
医薬品、化粧品
エモリエント、スキンコンディショニング、溶剤

オイルは長い間、ハンセン病の薬として使用されてきた。抗菌性がある。

Cherry oil, Sweet Cherry, Prunus avium / Bitte Cherry, Prunus cerasus

 果実 / 花

学名 : Prunus avium (L.) L. 1755(バラ科)
INCI : PRUNUS AVIUM SEED OIL
CAS# : 85566-22-9
学名 : Prunus cerasus L.
INCI : PRUNUS CERASUS SEED OIL
CAS# : 89997-53-5

種子
ヨーロッパ、西アジア、北アフリカの一部
化粧品、食用、医薬品
P.avium-エモリエント、乳化、スキンコンディショニング
P.cerasus-エモリエント、マスキング

βシトステロールが高くミネラルが豊富で、アプリコット油、モモ核油に似ている(P.avium)

Chia seed oil

 花 / 葉

学名 : Salvia hispanica L.(シソ科)
INCI : SALVIA HISPANICA SEED OIL
CAS# : 93384-40-8

種子
メキシコ、グアテマラ
石鹸、食用、化粧品、ヘアーオイル
モイスチャライジング、スキンコンディショニング

ω-3脂肪酸が55%と多量にふくまれていて、α-リノレン酸は亜麻仁油より多い。