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Soap » 石鹸について |
石鹸とは | ||||
※1脂肪酸に※2アルカリを加えて化学反応させてできた※3界面活性剤のことです。 | ||||
脂肪酸 + 水酸化ナトリウム = 脂肪酸ナトリュウム(固形石鹸) | ||||
脂肪酸 + 水酸化カリュウム = 脂肪酸カリュウム(液体石鹸) | ||||
脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウム以外の、界面活性剤は※4合成界面活性剤です。 | ||||
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石鹸の製造方法 | ||||
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手作り石鹸 の製造方法は※5鹸化(けん化)法の※6冷製法(コールドプロセス)で作ります。
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◯ 鹸化法
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各製造方法による特徴 | ||||
鹸化塩析法・・・中、小規模 | 焚き込み法・・・小規模、家庭向き | 冷製法・・・家庭向き | 中和法・・・大、中規模 | |
長所 | 純度が高い | グリセリンや不鹸化物が残る | グリセリンや不鹸化物が残る | 短時間で大量生産できる |
短所 | グリセリンや不鹸化物がない | 加熱による油脂の劣化が早く、変質しやすい | 溶けくずれしやすい | グリセリンや不鹸化物がなく、鹸化塩析法より変質しやすい |
使用感 | さっぱり | しっとり | しっとり | さっぱり |
製造期間 | 10日前後 | 5日前後 | 1~2ヶ月 | 4~5時間 |
製品 | 市販の無添加石けん | 液体石けん・廃油石鹸 | 手作り石鹸 | 市販の石けんの大半 |
備考 | 石けん成分が95%以上の純石鹸ができる | 水酸化カリウム(苛性カリ)で作る石鹸は液状になり塩析ができません。液体石鹸はこの方法で作ることが多い | 洗浄力+マイルドにするために、過脂肪(スーパーファット)に仕立てるなど自由に設計することができる | 保湿効果を謳っているものは石鹸素地にグリセリンや香料を足している |
石鹸用語集 | ||||
アルカリ | 水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)や水酸化カリュウム(苛性カリ)のこと。 | |||
オプション(手作り石鹸) | 石鹸のタネを型入れする直前にいれるもの。ハチミツやクレイや肌に有用なオイルなど。 | |||
塩析 | 石鹸膠に塩水を加え、純粋な石鹸分だけを取り出す工程のこと。 | |||
解禁日(手作り石鹸) | 鹸化が終わり石鹸が使用できる日。 | |||
界面活性剤 | 油と水を混ぜ合わせる働きのある物質(マヨネーズなどに利用されている乳化剤も同じ働きをしている) | |||
グリセリン | 保湿成分。空気中の水分を引き寄せるため、溶けやすい石鹸になる。市販石鹸でグリセリンと書いてある物は、製造する際にはグリセリンを除いているので、後に新たにグリセリンを足したということです。 | |||
鹸化(けんか) | 油脂(脂肪酸)がアルカリの作用でグリセリンと石鹸になる化学反応のこと。 | |||
合成界面活性剤 | 脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムは24時間で水と二酸化炭素になって簡単に分解するのに対し、合成界面活性剤はほとんど分解しないか、または分解に時間がかかる。そして、本来なら皮膚にとうてい浸透しない物質まで吸収される。 | |||
脂肪酸 | 油脂。ラウリン酸・ステアリン酸などの飽和脂肪酸やオレイン酸・リノール酸などの不飽和脂肪酸。 | |||
脂肪酸ナトリウム | 脂肪酸に水酸化ナトリュウムを加えて化学反応させたもの。固形石鹸。 | |||
脂肪酸カリュウム | 脂肪酸に水酸化カリュウムを加えて化学反応させたもの。液体石鹸。 | |||
純石鹸 | 石けん成分が93%以上の物。 | |||
熟成(手作り石鹸) | 鹸化の期間。製造から約一ヶ月。乾燥させるためにも、もう一ヶ月かけてもよい。 | |||
スーパーファット(手作り石鹸) | 過脂肪。油脂をすべて鹸化させずに、わざと残す油脂のこと。油脂を残すことによって、肌にマイルドな石鹸になる。 | |||
石鹸素地(ニートソープ) | 鹸化塩析法を参照。ほとんどの市販石鹸は石鹸素地に香料・色素などの添加物を混ぜて練り、固めて固形石けんを作る。 | |||
石鹸膠(せっけんにかわ) | 鹸化反応によってできた膠状のドロドロしたもの。石鹸の素。 | |||
不純物(不鹸化物) | 油脂の中に数%~10数%ほどの微量の肌にとって有用の成分。フラボノイド、ビタミンE、カロチノイドなど。 | |||
無添加石けん | 脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウム 95% 以上で、香料・色素・品質安定剤を含んでいないもの。 | |||
市販のよい石鹸の選び方(洗顔料・シャンプー含) | ||||
1. どんな成分が入っているのか確かめましょう。 | ||||
薬事法では、身体用洗浄剤や歯みがきは石けんと合成界面活性剤を区別しなくても良いことになっています。「ハンドソープ」とか「ボディソープ」とか「ソープ」と書いてあっても石けんとは限りません。必ず裏面に成分が何と書いてあるのか見てみましょう。 台所用洗剤と同じ成分が、シャンプーやボディソープに使われていることがわかります。 | ||||
2. 石けん素地以外の成分をなるべく含まないものを選びましょう。 | ||||
添加物には身体にとってほとんど無害なハーブやビタミンE、また特定の人にアレルギーを引き起こすパラベンやエデト酸などがあります。皮膚トラブルの原因になる添加物はなるべくないものを選びましょう。また、香料は抗原になりやすいので、アレルギー体質の人はとくに気をつけましょう。 | ||||
3. 石けん素地は原材料名が記載されているものを選びましょう。 | ||||
固形石けんの場合、表示名称で 「石ケン素地」 「○○○酸(脂肪酸)Na」 などと書かれているものが、純粋な石けん成分にあたります。 「○○○酸Na」 となっているものは 脂肪酸とアルカリの名前があるので、ある程度性質がわかりますが、「石ケン素地」 となっているものは、どんな原料でできているのかが わかりません。 例えば、「成分:石ケン素地/原材料:パーム油、水酸化ナトリウム」のように書かれていれば、脂肪酸組成や石けんの特徴を 推測することができます。 | ||||
4. 合成界面活性剤でできた石けんは買わないようにしましょう。 | ||||
界面活性剤は皮膚に残ると蛋白質に作用し続けて皮膚を溶かし続けてしまいます。洗浄剤を洗い流した時、石けんは皮膚に残りませんが合成界面活性剤は残るといわれています。 | ||||
ボディーソープで身体を洗ったあとシャワーで流してもヌルヌル残るのが合成界面活性剤です。石けんの場合は、シャワーで流すとサッパリと流れヌルヌル感がありません。 | ||||
現代女性の薄毛の原因は合成シャンプーが大きいといわれています。下記、洗剤を見分ける実験サイト参照。 | ||||
5. パッケージに「オーガニック・植物生まれ」や「赤ちゃんにやさしい製品」とあっても合成洗剤の場合があります。分からない場合、食酢で石鹸かどうか見分ける方法があります。また「お肌に優しい弱酸性」といわれているものは合成洗剤です。 | ||||
洗剤を見分ける実験サイト(「石鹸生活で安全に!」坂下 栄) http://www.sekken.genoa.jp/content/sekken/column02_sakasita/ |
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石鹸は弱酸性には作れません。無添加のアミノ酸系の弱酸性シャンプーも合成界面活性剤を使っています。 | ||||
6. コマーシャルに惑わされず、消費者はしっかりと知識をもって製品を選びたいものです。 | ||||
参考ニュース(MyNewsJapan) 花王ハンドソープ『ビオレU』はEUで使用禁止の殺菌成分「トリクロサン」入り 環境ホルモン作用、皮膚に浸透 http://www.mynewsjapan.com/reports/2185 発がん物質入りシャンプーワーストはノエビア、コーセー、カネボウ…中小のナチュラル系に要注意 大手は資生堂『ツバキ』だけ http://www.mynewsjapan.com/reports/1888 アンファー『スカルプD』は“発がんシャンプー”幼児用にまで使用、カリフォルニア州では警告表示義務 http://www.mynewsjapan.com/reports/1883 「日本の女性に、ごめんなさい。」伝承成分ウリの資生堂TSUBAKIは合成シャンプーの典型 http://www.mynewsjapan.com/reports/486 |